気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

三国志(三) 草莽の巻 - 吉川英治

前半は孫策、後半は呂布曹操が中心に話が進みます。

孫策の若くエネルギッシュな姿は読んでいて痛快。魅力的な人物として描かれています。

曹操は負けても負けても生き延びるその運の強さに脱帽です。一方の呂布は... 運不運もあるけど人を引きつける力の差なのかな。いや人を見る目の差なのかもしれない。

劉備はまだ頭角を表さず、脇役に甘んじている。生き残れたのはその善政のたまものか。

 

三国志(三) 草莽の巻 (新潮文庫)

三国志(三) 草莽の巻 (新潮文庫)