2014-04-03 三国志(六) 赤壁の巻 - 吉川英治 吉川英治 この巻は、長坂の戦いにおける劉備の敗走から、赤壁の戦いにいたるまでの話。副題は「赤壁の巻」ですが、赤壁の戦いは次の巻に持ち越し。 前半は何と言っても趙雲の活躍、特に阿斗救出が読み応え満点。関羽、張飛の影に隠れがちな趙雲ですが、これで一気に彼の株が上がりました。 そして、後半は、孔明と周瑜の知略戦に引き込まれます。とにかく諸葛孔明の抜きん出た知が凄すぎます。洞察力、先を読む力、そして巧みな話術、諸葛孔明恐るべしです。 三国志(六) 赤壁の巻 (新潮文庫) 作者: 吉川英治 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2013/04/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る