気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

三国志(八) 図南の巻 - 吉川英治

劉備が蜀を制して、孔明が思い描いた天下三分の計が実現。三国時代に突入します。

この巻は、張飛関羽、超雲、馬超黄忠といった劉備の家臣たちが大活躍で、読んでいてわくわく感がこれまでの巻の中で一番あったように思います。特に、老兵黄中の活躍はお見事。

ただ、荊州を守る関羽の行く末が気にかかります。吉川三国志は、関羽の最後をどんなふうに描くのだろうか?

 

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)

三国志(八) 図南の巻 (新潮文庫)