気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

三国志(九) 出師の巻 - 吉川英治

関羽張飛曹操をはじめ三国志の主要人物が次々と亡くなってしまい、寂しさを感じる巻ですね。そして劉備玄徳も終わりの時を迎え、孔明が玄徳の遺志を引き継ぎ物語の中心に。いよいよ三国志の物語が終わりに近づいてきたなと感じます。 

南蛮遠征での孟獲孔明との戦いはこれまでとは違った趣き。主要人物がいない寂しさを紛らわすにはちょうど良いエピソードでした。 

 

三国志(九) 出師の巻 (新潮文庫)

三国志(九) 出師の巻 (新潮文庫)