気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

政と源 - 三浦しをん

73歳の幼馴染の国政と源二郎の友情物語。人情味あふれる話で面白く読むことが出来ました。この二人ほんとうに羨ましい関係です。年取ったときに、こんな風につきあうことのできる友人がいて、そして若い人とも繋がっているって、本当に素晴らしい。

源がつまみ簪職人という日本の伝統文化を守っているという設定も良かった。奥さんに出て行かれた政はかわいそうだけれど、最後はすこし明るい感じで終わったので安心して本を閉じることができました。『続・政と源』が出るのを期待したいですね。

どうでもいいことですが、イラストには違和感いっぱいでした。

政と源

政と源