鹿の王 (上) - 上橋菜穂子
2015年本屋大賞第一位の作品。
岩塩鉱で奴隷として囚われていたヴァンが、そこから逃げ出す物語の最初のシーンは圧巻。
しかし、登場人物が多く、主人公ヴァン以外のキャラの特徴がつかめなく、読むの苦労しました。漢字に変なカタカナ読みを振ってあるのも気になりました。単語2、3個程度ならば良いが、あまりも多すぎます。ファンタジーを読むことがほとんどないのですが、ファンタジーってそういうものなのでしょうか? ストーリー自体は面白いのにちょっと残念です。なので最初の出だしは良かったけど、期待したほどは引き込まれませんでした。
もう一人の主人公ホッサルが下巻でヴァンとどのように関わっていくのか。後半に期待したいと思います。