気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

忠臣蔵〈下〉 - 森村誠一

上下巻で1400ページとかなりのボリュームでしたが、飽きることなく最後まで楽しめました。

小説ですから事実とは異なる部分や脚色も多いと思いますが、これが史実を基にした物語だと思うと、余計に登場人物達に共感を覚えずにはいられません。

毛利小平太、高田 郡兵衛、不破数右衛門、山吉新八郎、大石内蔵助などなど心にのこる多くの登場人物が物語を彩ってくれます。
仇討ちを果たすまで、そして果たした後も、吉良側にも浅野側にも様々な人間ドラマがあり、忠臣蔵がなぜ日本人の心を掴むのか、その理由が分かったような気がします。

忠臣蔵〈下〉 (徳間文庫)

忠臣蔵〈下〉 (徳間文庫)