気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

実践UML 第2版

僕が読んだUMLの本の中でで一番実用的だと思った本がこれ。また、ユニファイドプロセスに対応させ、各フェーズで何をやるのかも合わせて書いてあるので、オブジェクト指向設計に加え、開発プロセスのなかで、どう使っていくのかの知識も得ることができます。…

これから始める .NET Framework(.NETリモーティング編)

.NETの分散オブジェクト技術である「.NET Remoting」の入門者向け解説書です。Webサービスに隠れ、あまり知られていない技術かもしれませんが、パフォーマンスの要求される場面では、.NETリモーティングも選択肢の一つになると思います。日本語で書かれた.NE…

星封陣 - 高橋克彦

巻末の解説に『一見信じ難いが、真実は実際このとおりであったのかもしれない、と思わせるだけのパワーと作者の思い入れがある』と書かれているが、まさにその通りです。作者のパワーと思い入れでググッと高橋ワールドへ引き込まれてしまいます。曽我氏と物…

三国志 (全13巻) - 北方 謙三

とにかく面白いの一言に尽きます。僕は、他の三国志は読んだことはありませんが、なぜ、三国志がこれほどまでに人気があるのかが分かった気がします。壮大なスケール、魅力的な登場人物、血沸き踊るエピソードの数々、最高のエンターテイメント小説といって…

龍は眠る - 宮部みゆき

なぜ、宮部みゆきの作品にこうも惹かれてしまうのでしょうか。きっと、それは、「こころ」を描く作家だからだと思います。うまく生きてゆくことができない人間がもつ悲しみ、苦しみ、悩み、迷い、そういったものを描かせたら天下一品ですね。この作品も「超…

波のうえの魔術師

『ビッグマネー~浮世の沙汰は株しだい』というフジテレビのドラマの原作です。といっても僕はこのドラマを見ていないので比較はできませんが、原作の出来から言って、きっと面白いドラマだったんでしょうね。「世界がまるで変わってしまう一日がある」という…

ライト、ついてますか―問題発見の人間学

問題をどう発見し、どう解決策を見い出すのかを実例を挙げながら、ユーモアあふれる軽妙な文章でわかりやすく解説しています。与えられた問題の答えを見つけ出そうとする前に、再度、「問題」は何なのかを定義し直すことが、如何に重要かを認識させてくれる…