気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

最後の診断 - アーサー・ヘイリー

若い頃読んだ本を自炊してiPhoneで再読。 1950年代のアメリカの病院を舞台に繰り広げられる社会派ドラマは、実に読み応えがありました。病院の改革を推進する外科医と保守的な老病理医との対立を中心に、恋愛なども織り交ぜて様々なエピソードが盛り込まれて…

時雨のあと - 藤沢周平

江戸時代の下級武士や市井の人々を描いた7つの短編小説が収められています。 その中でもミステリー風味の「闇の顔」が一番長い作品だけあって、とても読み応えがありました。最後に殺人犯が誰だかわかった時には、その意外さに唸ってしまいました。 その他、…

スカイ・クロラ - 森博嗣

森博嗣氏の作品は、これが2冊目。 うーん。「すべてがFになる」とは異なり、正直感情移入ができませんでした。状況説明がまったくなされていない(これがこの小説の特徴の一つ)のがその理由なのだと思いますが、物語の中にも上手く入っていけません。そのた…

自炊で役立ちそうなソフト - PDFMate PDF Converter

「本の自炊で地色除去」で紹介したPDF2JPEGというソフトウェアですが、ココスキャンでスキャンしてもらったPDFを読み込ませてJPEGファイルを抽出しようとしたところ、エラーになり、正しくJPEGファイルを抽出できないケースがあることがわかりました。 PDFの…