気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉

ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・P・ファインマン氏の自伝的エッセイの下巻です。下巻も上巻同様、さまざまなエピソードが語られています。そろばんマンとの対決とか、リオのカーニバルでのフリジデイラ(フライパン型のパーカッション楽器)の演奏を…

海の仙人 - 絲山秋子

宝くじにあたった主人公の河野は、会社を辞めて、海が美しい敦賀でひとりひっそりとした生活をしています。そこへ突然、変なおじさんが姿をあらわします。それが、神様「ファンタジー」。この変な神様「ファンタジー」と、孤独に向き合う男女が織り成すちょ…

竜の柩(6) 交霊英国編 - 高橋克彦

「竜の柩」最終巻。少し前に読んだ宮部みゆきの「あかんべえ」が「お化けさん」が出てくるお話で、偶然にもこの「竜の柩(6)」も幽霊が題材。パラレルワールドに迷い込んだ主人公たちが、元の世界に戻るために、霊媒師の力を借りに英国に向かいます。なぜ…