気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

てるてるあした - 加納朋子

とても温かい気持ちになりました。自分のことしか考えられなかった主人公の少女照代が、周りの人々に支えられながら、少しずつ周りが見えるようになり、成長してになってゆく姿がとても良かったです。そして、つながることができるのは、同世代の人たちばか…

三四郎 - 夏目漱石

随分前に読んで、途中で挫折した本ですが、青空文庫で再読。三四郎の煮え切らない態度に自分を重ね合わせながら読みました。明治時代の若者も現代の若者も、根っこのところはそれほど変わっていない。三四郎も、美禰子もみんな迷羊なんだなー。文章の言い回…