気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

火怨〈上〉―北の燿星アテルイ - 高橋克彦

大和朝廷と蝦夷との戦いを蝦夷側から描く歴史小説です。心躍る小説とはまさしく、この火怨のような小説を言うのだと思います。とにかく、アテルイをはじめとする蝦夷たちの若者が生き生きと描かれ、ぐいぐいと引き付けられてしまいました。ちょっと三国志に…

独習C#

C#の文法書です。GUIコンポーネントに使い方とか、Webアプリを作成するときに必要になるテクニックとか、データベースのアクセスの仕方、といった説明は一切ありません。そのため、とにかく画面を作成してプログラムを動かしたいという方には向いていないか…

ジェットエンジンに取り憑かれた男〈下〉

戦後のジェットエンジンの開発の歴史が克明に描かれています。人間ドラマとしてみると、この作品は物足りなさを感じますが、それでも、ジェットエンジンに取り憑かれた男たちの熱い思いというものが伝わってきます。特に、開発の中心人物の一人である永野氏…

ジェットエンジンに取り憑かれた男〈上〉

題名の通り、ジェトエンジンの開発に心血を注いだ技術者たちの物語(ノンフィクション)です。上巻は、第二次世界大戦の真っ只中、日本初のジェット機「橘花」とそのエンジン「ネ20」を開発した技術者達の物語です。終戦が迫った厳しい状況の中で、エンジン…