気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

児童文学

算法少女 - 遠藤寛子

江戸時代(1775年)に出版された和算書『算法少女』にインスパイアされて書かれた少年少女向け小説。ひらがなの割合が多くてちょっと読みにくい所もあったけれど、とても面白く読めました。40年前の1973年に発表された小説とは思えない新鮮さを感じました。 …

おっちょこちょ医 - なだいなだ

なだいなだ氏の訃報に接し、昔読んだ本を自炊してiPhoneで再読。 医者のいない小さな街に、おっちょこちょいの若い医者・ディストレ先生がやってきて、いろいろな騒動を巻き起こす児童文学。 前半はとてもユーモラスで微笑ましいエピソードが続きます。ディ…

狐笛のかなた - 上橋菜穂子

ファンタジーを読んだのは久しぶりです。そして、初めて読む上橋菜穂子の作品。 児童文学ということでしたが、大人が読んでも十分に楽しめる作品ですね。人の心が聞こえる“聞き耳”の力を亡き母から受け継いだ主人公・小夜の純粋でまっすぐでひたむきな心が胸…

西の魔女が死んだ - 梨木香歩

前回読んだ、『ポプラの秋』に設定がものすごく似ていたせいか、主人公の「まい」と『ポプラの秋」の主人公、千秋がダブってしまい、中学生のまいが小学校低学年の女の子に思えてしまい、イメージを修正するの苦労しました。『ポプラの秋』が大人が読む児童…