気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

白い人 黄色い人 - 遠藤周作

『青い小さな葡萄』につづき、遠藤周作の初期の作品である『白い人・黄色い人』を再読しました。この本は、「白い人」と「黄色い人」という独立した2つの短編が収められています。タイトル通り、「白い人」が白人を描いた作品で、「黄色い人」が日本人を描…

イン・ザ・プール - 奥田 英朗

名医とはとても思えない、そして社会適用性がゼロにちかい変な精神科医の伊良部一郎とその患者たちを描いた5つの連作短編集。どの作品も可笑しかったと同時に、読後感はなぜか暖かく良い気持ちにしてくれるそんな作品です。この精神科医の患者は、水泳中毒…

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点

本書が書かれたのが、2007年秋なので、すでに1年以上経ってしまっているが、それでも、ネットビジネスについて知ろうと思ったら、この本は読む価値があるのではと思います。この手の本は通常であれば、すぐに陳腐化してしまうものだと思いますが、そうなっ…