気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

口笛吹いて - 重松清

敗者、弱者を主人公にした短編集。5つの作品がすべて哀しい物語。すべてがかなりリアルで、身近にあるような話なので、ちょっと気がめいってしまうところもあるけど、ついついページをめくってしまいます。最後は、ほんの少しほっとさせてくれるところが救…

暗号解読 上巻

暗号の歴史とその発展を描いた話題作。単なる暗号の仕組みを解説したものではなく、暗号作成者と暗号解読者たちの壮絶なドラマが描かれています。上巻では、単アルファベット換字式暗号から徐々に複雑になっていき、第2次世界大戦で用いられた自動暗号作成…