気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

空の剣 男谷精一郎の孤独 - 高橋三千綱

剣聖と称された男谷精一郎の半生を描いた作品かと思って読み始めましたが、違いました。これは青春時代小説ですね。少年剣士がまだ見ぬ母を訪ね旅をすることで、人間的に成長してゆく物語です。若き主人公が、幾多の試練を乗り越えていく姿が実に良かったで…

No.6 #3 - あさのあつこ

「BOOK」データベースより これだから、人間はやっかいだ。深く関わりあえばあうほど、枷は重くなる。自分のためだけに生きるのが困難になる。火藍から沙布が治安局に連行されたことを告げるメモを受け取ったネズミはそれをひた隠すが、事実を知った紫苑は救…

No.6 #2 - あさのあつこ

第2巻は、理想都市No.6を追われ、外の世界・西ブロックでの話。第1巻に引けを取らない面白さ。あっという間に読み終えてしまいました。大人も十分に楽しめます。ネズミと紫苑という2人の若者の対比がとても良いですね。私たちが当たり前だと思っているこ…

No.6 #1 - あさのあつこ

あさのあつこのSF小説。期待以上の面白さでした。ぐいぐいと物語の中に引き込まれあっという間に読んでしまいました。主人公の紫苑とネズミのキャラクタ設定なかなかいいですね。ちょっと青臭さいと感じる部分もありましたが、この若い二人が今後どうなって…