気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

F.ポール ウィルスン

聖母の日

偶然手に入れた古文書をもとに聖母マリアが眠るという洞窟を探し当て、老女の遺体をニューヨークの協会に移送したことから、次々と奇跡が起こり始める。F・P・ウィルスンが女性名義メアリ・E・マーフィーで発表したといこともあり、ナイトワールドサイクルと…

黒い風

僕の大好きな「ナイトワールドサイクル」シリーズを書いたFポール ウィルスンによる日本を舞台にした伝記ロマン。「隠れた貌」という謎の宗教結社が不思議な嵐「黒い風」を使い、軍部とともに太平洋戦争でアジアを支配しようと企てます。恐るべき秘術「黒い…

ナイトワールド

「ナイトワールド・サイクル」の最終章。今までの登場人物が総登場する豪華な顔ぶれで、「ラサロム」との最後の戦いが展開されます。これまでにない大きなスケールで、読者を楽しませてくれます。まさに、ノンストップ・ホラーという名に相応しい内容です。…

闇の報復

F・P・ウィルスンの大作「ナイトワールド・サイクル」の第5作目。第4作「リボーン」で復活した「悪」とビルライアン神父の戦いを描いています。「リボーン」で「悪」が復活し、この「闇の報復」で成長を遂げ、最終章の「ナイトワールド」へと続いていきます。…

リボーン

ナイトワールド・シリーズ(本当は、ナイトワールド・サイクル)の第4作目。この本はとにかく、第1作目の「ザ・キープ」を読んでから、読み始めたほうが良いと思います。僕は、この「リボーン(reborn)」から読んでしまったので、後悔しています。2作目、…

接触(タッチ)

どんな病も直してしまうという、奇跡の力を突然持つようになった開業医のアラン。自分が素晴らしい力を得たことを知り喚起し、大勢の難病を患う人々を助けようとしますが... それには大きな代償を払うことに。とにかく、彼の小説は読み始めたらとまらなくな…

マンハッタンの戦慄

ナイトワールド・シリーズ(正式?には、ナイトワールド・サイクルというのだそうです)の第2弾である「マンハッタンの戦慄」は、第1段の「ザ・キープ」とはまたちがった面白さがあります。「ザ・キープ」の舞台は第2次世界大戦時のヨーロッパでしたが、「マ…

ザ・キープ (上)(下)

もし「今まで読んだ中で、一番'面白かった'お薦め小説はどれですか」と聞かれたとしたら、この本というかこのシリーズ(『ザ・キープ』は「ナイトワールド」シリーズの第一弾です)を薦めると思います。もちろん、お勧めの本は沢山ありますが、F・ポール・ウ…