気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

最相葉月

ビヨンド・エジソン - 最相葉月

世界で活躍する12人の日本人科学者の話。免疫学、古生物学、情報科学、物理学、宇宙科学、脳神経科学などなど、取り上げている科学者の分野も幅広く、多数の専門用語が出てきて理解が中途半端な部分も結構ありましたが、第一線で活躍している人たちの話はと…

セラピスト - 最相葉月

箱庭療法や風景構成法を中心に日本の心理療法について書かれたルポルタージュ。戦後日本のカウンセリングの歴史、変遷、問題点が詳しく書かれています 心の病と向き合い患者の心に寄り添う難しさが伝わってきます。心理療法について全くなんの知識もなく読ん…

星新一 一〇〇一話をつくった人

ショートショートという分野を確立したSF作家星新一の一生とSF界の発展の歴史を描いたノンフィクション作品です。第29回講談社ノンフィクション賞、第28回日本SF大賞、第34回大佛次郎賞、2008年日本推理作家協会賞、第39回星雲賞ノンフィクション部門などの…

絶対音感

絶対音感とは何か、音楽家にとって必須の能力なのか?そんな疑問から、一流音楽家、科学者200人以上に証言を求め、膨大な文献を調べ、絶対音感とは何かを明らかにしたノンフィクション作品です。この本によれば、「絶対音感とは特定の音の高さを認識し、音名…

あのころの未来 - 星新一の預言

ショートショートの神様・星新一の作品を題材にしたエッセイ集。臓器移植、クローン、バイオテクノロジーなど最先端技術が抱える問題と、星新一がショートショートの中で予想した未来の問題重ねあわせ、「最相 葉月」の持論を展開しています。星新一が描いた…