気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

永遠の0 - 百田 尚樹

ずっと積読状態だった本。どんな内容の本か知らずにそのままにしてありましたが、この本をもっと早く読むべきだったと思います。これまでも何冊か戦争の本は読んできましたが、なぜ日本が負けたのかこれほど分かりやすく説得力をもって書かれた本ははじめて…

沖で待つ - 絲山 秋子

芥川賞というとなんか堅苦しいというイメージがあるが、まったくそんなことはなかった。「沖で待つ」で語られる数々のエピソードはリアル感が何とも言えずに良かったですね。また、主人公の住宅設備機器メーカーに勤める女性社員(私)と同期の太っちゃんの…

県庁おもてなし課 - 有川 浩

高知県庁の若手職員が観光立国を目指して奮闘するお話。高知弁にそれほどなじみがないので、馴れるまでにちょっと時間がかかりましたが、途中からはそれほど気になることもなく、読み進められました。 2つの恋愛をからめて話が進んでいくのですが、恋愛は抜…

ロスジェネの逆襲 - 池井戸 潤

シリーズものだとと知らずに読みました。前作を読んでいなくても全く問題ありませんでした。「下町ロケット」も良かったけど、この「ロスジェネの逆襲」も良いですね。企業小説にしては、堅苦しさがなく、とても読みやすかったです。ここまで、スカッとする…