気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

朝が来る - 辻村深月

普通の人がほとんど知らない日本社会が抱える問題について、少女の視点から描いた社会派小説。 特別養子縁組を扱ったとても重い内容でしたが読んでよかったと思います。 幼いながらも妊娠出産し、結局子供を手放さなくてはならなかったひかり、子供が授から…

君の膵臓をたべたい - 住野よる

タイトルに興味を持ち読みました。人との交わりを避けて生きる少年、死を宣告されていながらも、その対極にあり人との交わりを大切にする少女。この二人を中心に、切なくもあり、爽やかな青春の1コマを描いた小説。ラストは思わぬ展開で胸が締め付けられまし…