気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

男子の本懐

昭和初期に金解禁という困難な政策に取り組んだ浜口雄幸と井上準之助という二人の政治家の生き様を描いた小説。日本は、第一次大戦時に「金本位制」を停止し、その後、歴代内閣が先送りしてきた難しい金解禁をやりぬく二人のエネルギーには、ただただ脱帽す…

敗れざる者たち

前々から読もうと思っていたのですが、やっと読むことができました。評判どおりの内容でした。スポーツ選手たちの栄光と挫折を描いたルポルタージュで、昭和48年〜昭和51年に書かれた作品群です。題名は「敗れざる者たち」ですが、ここで描かれている多…