気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アルゼンチンババア - よしもとばなな

半年ほど前に中学生の娘と本屋に行ったときに娘が買った本。「アルゼンチンババア」という変な題名と「ばなな」という作者名に興味を持ち、なんか面白そうだからという理由で購入を決めた彼女ですが、中学生にはまだこの小説のよさは十分には伝わらなかった…

諸葛孔明(下) - 陳舜臣

下巻も上巻同様、戦闘シーンは少なめで、孔明の心の動きを中心に描かれています。実際の孔明の心の動きを知ることはもはや不可能ですが、陳瞬臣が描き出した孔明が実物に近いとしたら、本当に一人の人間として尊敬に値する人物だったと思います。自分の野望…

諸葛孔明(上) - 陳舜臣

「三国志」の登場人物のなかでも人気の高い諸葛孔明の一生を描いた小説です。上巻は、孔明が生まれてから、赤壁の戦いまでが描かれていますが、有名な「三顧の礼」によって劉備玄徳に迎えられるまでにかなりのページを割き、その時代背景と彼の成長する過程…