気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

英国一家、日本を食べる - マイケル・ブース

イギリス人フードジャーナリストとその家族の日本での食べ歩きの旅を綴ったこの本は、日本食と日本の食文化の凄さを教えてくれます。日本人である僕が知らない日本のことが沢山書かれていて、とても興味深い内容で勉強になりました。 季節感を大切にし、旬の…

はなとゆめ - 冲方丁

清少納言の独り語りの形式で、中宮定子と清少納言の宮中での出来事が綴られています。 最初は現代語での語りに強い違和感を覚えましたが、途中からは気にならなくなり、最後まで読み進めることができました。 機知に富んだ当意即妙な平安貴族たちのやり取り…

心中天浦島 - 栗本薫

iPhoneで自炊して再読。 6編のSF短編が収められています。リンクを貼った新装版には、もうひとつの作品「ファースト・コンタクトの終わり」が収められていますが、それは読んでいません。 全体的にちょっとパンチ力に欠けるかなという気がしますが、完全に内…

幼年期の終り - アーサー・C・クラーク

地球外からの力で、地上から戦争が無くなったというのは何とも皮肉だ。 地球外生物による地球人懐柔の物語なのかと思ったら、後半はまったく想像していなかった展開に。 生物の進化を目の当たりにしたことの無い僕にはよくわからないが、自分たちの子孫に圧…