気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

島はぼくらと - 辻村深月

辻村深月さんの作品、初読みです。 瀬戸内海の島に住む4人の高校生(男女2名ずつ)と島の住人たちが織りなす実に爽やかな青春小説。 最初の幻の脚本のエピソードがいったん途切れたかと思ったら、最後にちゃんと繋がってくれて読み手としては嬉しい限り。た…

三国志(十) 五丈原の巻 - 吉川英治

約8ヶ月にわたって読んできた三国志がとうとう終わりました。 最終巻は諸葛亮孔明と司馬懿仲達との戦いが中心。二人の知略戦は読み応えがあるけれど、やはり関羽、趙雲といった英傑がいない戦いは寂しいです。終わりが迫っていることがわかっているので、わ…

夢を売る男 - 百田尚樹

夢を売るんじゃなくて、一般人の夢を食い物にする詐欺まがいの出版社で働く牛河原って男にどんな天罰が待っているんだろう、と思って読んでいたら、なんだか思ったのと違う方向に。 自費出版を目指す一般人から金を巻き上げている牛河原が、最後は意外や意外…

米美知子の自然風景撮影術 情景探し - 米美知子

一眼レフカメラを購入したので、写真撮影の参考になればと思い購入しました。 掲載されている写真がどれも美しく、なるほど「風景」よりも「情景」がぴったりだなーと感じました。 初心者の僕には、ここに掲載されているような写真を撮るのは難しいと思いま…