気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

エッセイ

英国一家、日本を食べる - マイケル・ブース

イギリス人フードジャーナリストとその家族の日本での食べ歩きの旅を綴ったこの本は、日本食と日本の食文化の凄さを教えてくれます。日本人である僕が知らない日本のことが沢山書かれていて、とても興味深い内容で勉強になりました。 季節感を大切にし、旬の…

遥かなるケンブリッジ

イギリスでの1年間の生活が生き生きと描かれています。藤原正彦氏の観察力の鋭さが良く表れているとても上質なエッセイだと思います。数学者が書いた文章ですが、すらすらと、そして楽しく読めました。情景描写などの文章がとても上手いという印象を持ちま…

読書入門―人間の器を大きくする名著

『声に出して読みたい日本語』で有名な斎藤孝さんの本の紹介本です。最近、強く「読みたい!」と思う本がなくて、良い本はないかなと探していたときに見つけた本。目次を見ると、僕が読んだことのない本ばかりが紹介されています。僕も今までに随分と沢山の…

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉

ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・P・ファインマン氏の自伝的エッセイの下巻です。下巻も上巻同様、さまざまなエピソードが語られています。そろばんマンとの対決とか、リオのカーニバルでのフリジデイラ(フライパン型のパーカッション楽器)の演奏を…

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉

1965年に朝永振一郎氏とともに、ノーベル物理学賞受賞を受賞した物理学者の自伝的エッセイ集。といっても、難しい物理学の話はほとんどないので、文系の方も気軽に読める本です。彼の少年時代から始まり学生時代、駆け出しの研究者時代、新米の大学教授時代…

いちずに一本道 いちずに一ツ事

書家「相田みつを」の自伝エッセイ。相田みつをの言葉がなぜ、心の奥に響き渡るのか、このエッセイを読むとその理由の一端を知ることが出来るような気がします。頭の中だけで考えた言葉ではなく、全てが、自分自身の体験から来ている言葉なのだと。題名にも…