気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マーケットの魔術師【株式編】《増補版》

アメリカの株式市場で成功した15名のトレーダー・投資家達へのインタビュー記事をまとめたものです。僕には、専門用語が難しくて理解できない箇所もありましたが、とても興味深く読むことができました。トップに上り詰めた彼等も決して成功の連続ではなく…

ささら さや - 加納朋子

文庫本のカバーの絵が、男の僕が買うには、ちょっと気恥ずかしかったのですが、なかなかよかったです。 愛する夫を交通事故で喪った少女のような女性「サヤ」と赤ちゃん「ユウスケ」の周りで起こる不思議な事件を軽妙なタッチで描く、連作短編集です。 一人…

望郷と訣別を −中国で成功した男の物語

香港、中国でゼロから工場進出に成功した石井次郎氏の半生を描くノンフィクション。佐藤正明氏の本はこれで3冊目ですが、この本もめちゃくちゃ面白かった(表現が適切ではないですが)です。文庫本で加筆された終章を加えると700ページを超える大作です…