気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の椿 - 北重人

BOOKデータベースより 天明六年。江戸が大雨に襲われた日、甥の定次郎を何者かに斬殺された旗本の三男坊である立原周乃介は、その原因を調べるうちに、定次郎が米問屋柏木屋のことを探っていたことを知る。柏木屋の主人、仁三郎には暗い陰が見え隠れしている…

天国までの百マイル - 浅田次郎

かつては、仕事で億単位の金を動かしていた元会社経営者の主人公。しかし、バブルが弾け、会社は倒産。自己破産し、妻にも見放され、子どもへの養育費を払うために日々の生活にも困る有様。そんな中年の主人公が、心臓病を患う母の命を救うため、天才的外科…

ことばと文化 - 鈴木孝夫

外国語を知ることは日本語そして日本文化を知ることにもなる、そう教えてくれます。そして、言葉と文化の深い深いつながりを教えてくれます。たとえば、水という単語ひとつとっても、日本語は、湯と区別していますが、英語では、この区別はありません。マレ…

人とロボットの秘密

表紙から受ける印象よりも、はるかにまじめな内容の本です。確かに、ロボットアニメを引き合いに出し、現在のロボット研究を考察していますが、松原仁(公立はこだて未来大学)、石黒浩(大阪大学)、中田亨(デジタルヒューマン研究センター)、前野隆司(慶應義塾…

アップルを創った怪物

スティーブ・ジョブズと共にAppleを創業した伝説のエンジニア「スティーブ・ウォズニアック」の自伝です。ウォズが昔を思い出しながら、口述したものをライターさんが昔語りの雰囲気を残したまま書籍としてまとめています。スティーブジョブスと違い、全く表…