気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

息子から借りて読んだ本です。息子も友達から借りたということです(又借りですみません)。・スーパーの完売御礼でわかる「機会損失」と「決算書」・飲み会のワリカンでわかる「キャッシュ・フロー」・住宅街の高級フランス料理店でわかる「連結経営」・2着…

ぼんくら(下) - 宮部みゆき

ぼんくらの下巻は、事件の謎が少しずつ少しずつ解き明かされていくのですが、読み出したら止まりませんでした。江戸人情物としても、ミステリーとしても楽しく読めました。個性豊かな登場人物たちも、とても生き生きと描かれており、さすが宮部みゆきという…

ぼんくら(上) - 宮部みゆき

江戸、深川の鉄瓶長屋で起こるちょっと変わった事件の謎を、ぼんくら同心・平四郎と美少年の甥・弓之助が探るミステリー。この本の目次を見ると上巻は、「殺し屋」「博打うち」「通い番頭」「ひさぐ女」「拝む男」「長い影(一〜六)」、下巻は「長い影(七…

算学奇人伝 - 永井義男

「算学」とは江戸時代に発達した和算のことです。「江戸時代を舞台にした斬新な数学ミステリー」という本の帯の通り、ミステリー好きにも、数学好きにも楽しめる一冊です。ところどころ、図や表で算学問題の問題や解説があるなど、僕が読んだ小説の中ではか…