気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏から夏へ - 佐藤多佳子

2007年の大阪世界陸上を走り日本新、アジア新を出した男子4×100mリレーの4人(塚原、末續、高平、朝原)のドキュメンタリー。陸上競技にはまったく縁のない僕が読んでも十分に4継の魅力が伝わってくる良い本だと思います。5人目のリザーブ小島選手が取り…

火天の城 - 山本 兼一

安土城築城を描いた異色の歴史小説。とても面白かったです。日本人の職人気質とはまさしくこういうことなんだと、思わせる一冊でした。こういった人たちの血が受け継がれて今の日本があるんだなーと、とても感慨深い気持ちになります。安土城築城という巨大…

マイクロソフトで学んだこと、マイクロソフトだからできること - 樋口 泰行

本書を読んで感じるのは、日本マイクロソフトの樋口社長は、とても誠実で謙虚な方だということです。様々な問題に対し、真摯に取り組んでいることが文章の端々からうかがうことができます。 地位や立場を利用しパワーで組織を動かすのではなく、心と情熱で組…