気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

天国はまだ遠く - 瀬尾まいこ

都会の生活・仕事に疲れきった主人公千鶴が、自殺しようと思ってたどり着いた人里離れた田舎の民宿。 しかしここで自殺に失敗した彼女は、自然に囲まれた生活のなかで少しづつ癒されていきます。心温まるとても良い本だと思います。 民宿の田村青年の関西弁…

ZOO(2) - 乙一

ZOO1に引き続き、ZOO2を読みました。6つの短編が収められていますが、ZOO1にはなかったドタバタ風の作品「血液を探せ!」が一番の僕のお気に入でしょうか。目覚めたら何者かに刺されて血まみれになったいた資産家とその相続人たちとのやり取りは、昔愛読し…

ZOO〈1〉 - 乙一

「カザリとヨーコ」そして「SEVEN ROOMS」と読んだところで、この手の話が、このあとも続くのか、とちょっと憂鬱になりました。ありえないような話だけど、実はどこかで起こっているかも知れない、と思わせる内容で、確かに面白いし、台詞も心理描写もすごい…