気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

流星ワゴン - 重松清

2002年に「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた作品であり、Blogの書評などでも絶賛している方が多い作品です。
ただ、期待が大きすぎたのがいけなかったのでしょうか。涙するところまではいきませんでした。性的描写も不要のような気もしました。

とはいっても、「人生はやり直しがきかない、でもこれからはあなた次第で変えることができる」というこのお話のテーマは、僕の心に深く突き刺さりました。途中、家庭崩壊の話があまりにも辛く、ページをめくるのが怖くなる場面もありましたが、最後は前向きな気持ちになることができ、ホッとしています。

もし、これから、人生に絶望するようなことがあったら、主人公のことを思い出そうと思います。

流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)