気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか - 福岡 伸一

『生物と無生物のあいだ』を書いた分子生物学者の福岡伸一の科学エッセイ。
生物とは何かをとてもわかりやすく噛み砕いて説明してくれます。
アンチエイジング、ダイエット、ウィルスなど、身近な話題を、われわれ一般人とはまったく違った切り口で論じており、読んでいて楽しい作品です。
特に、コラーゲンを直接食べても、肌につけても、美肌にはなんの関係もないという話は、化粧とは無縁の僕にも面白い内容でした。
それにしても、命とは本当に人知を超えた摩訶不思議なものです。本書を読むと心の底からそう思えます。

ただ、同じ主張が何回も何回も繰り返し出てくる点は、マイナスかな。まあ、雑誌に連載されたものをまとめたものなので、仕方ないかな。

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか