気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

冬きたりなば - 星新一

21編の短編が収録。

比較的初期の作品が収録されているようです。そのせいか、作風にまだ星新一らしさが出ていないものもあり、逆に興味深かったです。ただ、どの作品にも意外な結末が用意されているところはさすが。時間があいた時に読むのにちょうど良いですね。どれも面白かったのですが、特に以下の4作品がお気に入り。

「景品」景品でしか本を手に入れられなくなった世界
「窓」TV欄にない不思議な深夜番組
「繁栄の花」武器を持たない平和な星から繁栄の花が贈らたが...
「冬きたりなば」他の星に商品を売り込みにいったのだが...

 自炊してiPhoneで再読。

 

冬きたりなば (ハヤカワ文庫 JA 17)

冬きたりなば (ハヤカワ文庫 JA 17)