気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点

本書が書かれたのが、2007年秋なので、すでに1年以上経ってしまっているが、それでも、ネットビジネスについて知ろうと思ったら、この本は読む価値があるのではと思います。
この手の本は通常であれば、すぐに陳腐化してしまうものだと思いますが、そうなっていないところが、本書のすごいところだと思いますし、著者の観察力の確かさが伺いしれます。
まあ、僕自身がソフトウェア開発者でありながら、「無料」でサービスを提供しつつ、収益を上げるという仕事とは隔たりのあるところで仕事をしているせいもありますが、とても勉強になりました。
そういえば、セカンドライフってどうなったのかしら。静観しているうちに話題に上らなくなってしまいました。この本の著者である佐々木俊尚氏が指摘したように、やはりバブルだったのかな。それとも、あまりにも時代を先取りしていたために、ユーザがついてこれなかっただけなのか。

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書)

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