気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

あのころの未来 - 星新一の預言

ショートショートの神様・星新一の作品を題材にしたエッセイ集。
臓器移植、クローン、バイオテクノロジーなど最先端技術が抱える問題と、星新一ショートショートの中で予想した未来の問題重ねあわせ、「最相 葉月」の持論を展開しています。
星新一が描いた未来は、決してバラ色ではなかってけれど、あの頃は誰もが明るい未来を夢見ていたように思います。しかし、今は未来に希望を持てないそんな時代になってしまいました。

中学時代には当時出版されていた文庫本の大半を読んだのですが、
星新一がどんな未来を想像していたのか、大人になった視点でまた読み直してみたいなーとそんな気にさせられました。

あのころの未来―星新一の預言 (新潮文庫)

あのころの未来―星新一の預言 (新潮文庫)