いっしん虎鉄 - 山本 兼一
長曽禰興里(ながそねおきさと)という江戸時代に活躍した刀鍛冶の名工の半生記です。
常に向上心を失わず徹底的なこだわりをもち、命がけで刀作りに打ち込む姿に心打たれます。
とにかくここで描かれている職人気質は素晴らしい。日本人にはこういった血が流れていると思うと、
誇らしい気持ちになります。
刀鍛冶の仕事ぶりも詳細に丁寧に描かれていて、その徹底した描きぶりに脱帽です。
ストーリー性もあり申し分のない作品です。
- 作者: 山本兼一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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