2015-07-25 用心棒日月抄 - 藤沢周平 藤沢周平 約2年ぶりに読む藤沢作品。面白い! 訳あって脱藩し江戸で用心棒をして生活する青江又三郎の活躍を描いた連作時代小説。ところどころにユーモアを交えた語り口が実に読みやすい作品でした。 忠臣蔵と絡めることで徐々に緊張が高まっていくのも素晴らしいと思います。江戸に暮らす人々の視点から忠臣蔵を描いているのが新鮮でした。 脇役の吉蔵、細谷、おりんもいい味出してます。 最後は服藩して東北の小藩へ戻った又三郎ですが、続編では吉蔵、細谷らとの再会もあるのでしょう。是非読みたいですね。 用心棒日月抄 (新潮文庫) 作者: 藤沢周平 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1981/03/27 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 16回 この商品を含むブログ (86件) を見る