算法少女 - 遠藤寛子
江戸時代(1775年)に出版された和算書『算法少女』にインスパイアされて書かれた少年少女向け小説。ひらがなの割合が多くてちょっと読みにくい所もあったけれど、とても面白く読めました。40年前の1973年に発表された小説とは思えない新鮮さを感じました。
算法好きの父親に手ほどきを受け、和算好きになった主人公の少女千葉あきが、和算書『算法少女』を出版するお話です。少女あきの和算に向き合う姿が生き生きと描かれています。
和算に対する興味が益々強くなりました。数学に興味のある人はもちろん、興味の無い人にも十分に楽しめる作品だと思います。
学ぶことの楽しさが伝わってきます、子供たちに薦めたい一冊ですね。
- 作者: 遠藤寛子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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