気ままな読書ノート

日本の小説を中心に読んだ本の感想を書いています。時々IT関連本や本の自炊の話題も。最近は自炊した書籍をiPhoneで再読することも多いです。

歌と饒舌の戦記 - 筒井康隆

自炊してiPhoneで再読。

アメリカとソ連のトップが裏取引をしソ連軍が北海道に攻めてくるという現実ではあり得ない設定のお話。そんなだから当然米軍は助けに来ない。日本の自衛隊も役に立たない。日本はゲリラ戦でソ連に対抗するが... 1980年代当時の出来事や風潮を風刺した筒井康隆ならではのドタバタ戦記。小説だから笑って済ませられるけど、今の時代、日本人の常識では理解できない国々が近くに存在している。笑ってばかりはいられない。こんな小説書いて発表してしまった筒井康隆はほんとうに凄い。

歌と饒舌の戦記

歌と饒舌の戦記